空き家を放置するリスクと売却のメリット

空き家を放置するリスクと売却のメリット

はじめに

総務省の調査によると、日本の空き家は全国で800万戸以上。
これは全国の住宅の約7戸に1戸にあたります。

「親の家を相続したけど、誰も住んでいない」「転勤や引っ越しで家が空いたまま」

そんな理由で空き家を放置してしまう方は少なくありません。
しかし、空き家をそのままにしておくと、思わぬ出費やトラブルにつながることがあります。

空き家を放置するリスク

1. 固定資産税の負担が増える

固定資産税の負担が増える

空き家を持っている限り、毎年固定資産税を払う必要があります。
さらに、倒壊や衛生上の問題があると自治体から「特定空家」に指定されることがあります。

特定空家になるとどうなる?

通常の空家では、住宅用地の特例で土地の税金は6分の1に軽減されています。
特定空家に指定されると、この特例が外れ、税金が最大6倍になります。

2. 建物の劣化が早くなり、解体必須になる

建物の劣化が早くなり、解体必須になる

人が住んでいない家は、驚くほど早く傷みます。

湿気がこもりカビが発生したり、庭や基礎からシロアリが侵入して、建物全体が脆くなることも。

このように、放置すればするほど修繕費はかさみ、売れるはずだった家が「解体するしかない」状態になることもあります。

3. 近隣トラブルが発生する可能性

近隣トラブルが発生する可能性

空き家は周辺住民の環境にも悪影響を与えます。

庭木や雑草が繁茂して隣地に越境したり、ゴミの不法投棄や不法侵入の温床になる、放火や小動物の住みつきによる火災・衛生被害が発生する可能性も。

実際に自治体から「改善命令」が出されるケースもあり、無視すると行政代執行(強制的な取り壊し+費用請求)になる可能性があります。

空き家を売却するメリット

売買契約書には「印紙」を貼る必要があります。
空き家を売却するメリットの額は契約金額によって変わります。

1. 維持費の負担から解放される

維持費の負担から解放される

固定資産税や維持管理費を支払う必要がなくなります。
また、解体が必要になる前に売却できれば、さらに大きな出費を避けられます。

2. 管理の手間がなくなる

管理の手間がなくなる

遠方に住んでいる場合でも、売却すれば管理のために定期的に通う必要がなくなります。

「空き巣に入られていないか」「近所に迷惑をかけていないか」といった精神的な負担もなくなり、安心して生活できます。

3. 資産を有効活用できる

資産を有効活用できる

売却資金を生活費や老後資金に回すことができますし、相続人同士で公平に分け合うことも可能です。

また、次の住まいの購入やリフォームなど、将来の生活を前向きに整えるための資金としても活用できます。

まとめ

空き家を放置すれば、資産価値の低下・税金や修繕費の増加・近隣とのトラブルといった
リスクが次々と積み重なっていきます。

一方で、売却すれば毎年の負担がなくなり、管理の手間からも解放され、
資産を現金として有効に使うことができます。

空き家は「持っているだけで負担になる資産」になりがちです。
早めに売却を検討することで、将来的なトラブルを防ぎ、家族の安心にもつながります。

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